久しぶりの2液レジン!フローレスレジンの使用感など。

最近のレジン作業の様子を記録していきます。

とーってもお久しぶり状態なのですが、最近2液レジンを久々にやりました。

元々2液レジンを最初に始めた自分でしたが、途中からUVレジンが流行り出し、作業スピードの早さと手軽さからしばらくUVで作業していました。

2液を急に使おうと思ったきっかけは、購入したシリコンモールドが想像よりかなり大きかったこと。よく考えたらこの前の歴史的大失敗も一因かも。

使用したレジン液

使用したレジン液ですが、今回はフローレスレジン速乾+高粘度海アート用モデルという商品です。Amazonのリンク付いてます。実のところ、間違えて購入しました(^^;;

本当はこっちを買おうとしていました↓

フローレスレジン 注型用 遅延硬化タイプ

久しぶりに2液やろうと思った時に、黄変問題が気になりすぎて、応変しにくいレジンを調べていました。そこで見つけたのが上記のフローレスレジン。

こちらのブログ記事の比較実験を参考にしています→https://tsurinity.com/apart-from/p-409/https://tsurinity.com/apart-from/p-409/

注型用遅延硬化タイプは硬化が遅い代わりに、気泡抜けが良く黄変には大変強いようです。レジンテーブルというジャンルがありますが、そのような用途にも耐えうる品質なのでしょう。ただしレビューを見ていると、流し込んだ後の液の表面に歪みというかガタつきのようなものが出るという感想もありましたので、それを考慮して使うことになります。結局間違えて買ったので自分は当面使う予定はありませんが(笑)

せっかくなので、間違えて購入したレジンの使用感を紹介します。

購入時の状態。1kgで丁度いい量。
主剤と硬化剤が1対1。説明書はA5クリアファイルに入って届きました。

作業開始!

作業の様子の一部を載せてみます↓

久しぶりに2液レジンを始めるにあたり、作業環境は大分変わりました。最後に作業した部屋ではなく、絶対に家を汚したくなかったので、前々から考えていた方法を試したところ、これが大成功。

準備したものは、紙コップ、撹拌用のヘラのようなもの(調理コーナーにある細いシリコンヘラ?)、手袋、お道具箱(透明なプラスチックの蓋つきの箱)←この箱がポイント。

まず作業をする前に、蓋つきプラ箱にシリコンモールドを並べます。使う予定のものを置いておき、そのままいつも通りレジンを流します。以上ですが、これだけで片付けが楽になり硬化中のものを安全に保護できます。モールドから漏れても机などには垂れずに済みます。プラ箱なので、垂れた液は硬化後に綺麗に剥がせます。

ついでにモールド以外の細かい道具類は全て紙を敷いたお盆に乗せてあります。これでさらに効率アップ。片付けがトレーを引き出しにしまっておしまいになります。

撹拌&着色。春らしいピンク。
Green Oceanのモールドがたくさん。本当に大きいでしょ?
作業が終わったら蓋できます。このまま移動できるし、スタッキングもできます。

ここから液そのものの使用感です。速乾&高粘度の液なので、スピーディーに作業する必要があります。液がよく混ざって10分くらいすると、もう硬化が始まった感じがわかります。一度に何色も作ったり、複数の色を混ぜたりという作業には不向きです。注型で使うなら、決まった1色または透明なまま、撹拌できたら手早く型に流しましょう。その代わり、硬化は本当に早いです。翌日には型から外せるようになります。

また高粘度なので、細かい気泡はかなり出てしまいます。素早く型に流し込めば目立つ大きな気泡はある程度抜けていきますが、ラメのような細かい気泡が内側に残るのは仕方ないものと思って使っています。不透明な色で作るならありかも?撹拌時はわざわざ気泡が出ないように気を遣いながら、それでもとてもよく混ぜる必要があります。混ぜる容器の底と側面、角の隅々までこそげとるように混ぜると硬化不良は少ないと思います。

硬化後の様子

型から抜いてみた状態です↓

ピンクがいっぱい。2回作業してこんな感じです。

気泡があるとはいえ、UVレジンよりははるかに歪みのない綺麗な仕上がりです。同じことをUVレジンでしようとしても、かなり無理がありますね・・・^^;

2液レジンの良いところとして、コストもかなり安く済みます。値段の面だけ見ると、UVレジンは2液レジンの4〜5倍(グラムあたりの価格)くらいする気が・・・。UVレジンは手軽にできますが、液の流動性との戦いや大物作ろうとすると起こる歪み問題など悩みの多いレジン液です。しかし、仕上げや細かい作業で小回りがきくので、用途に合わせて使い分けすることが大事だと思いました。

この先の作業はUVレジンで仕上げるような流れになっていきます。自分用に自由制作を楽しむのであればこの液でも十分に役割を果たしてくれます。

ということで、間違えて買ったレジン液レビューのような感じになりましたが、注型用ではないのでこういう使い方をするのであれば自分用にするならこれで十分という感じです。ちゃんと表面を処理できる方ならアリなのでは?サイズも扱いやすく中身が見える透明ボトルというのも面白かったです。そして、型から外すタイミングが何よりも楽しみで、それが作業のモチベーションを上げてくれます。おかげでブログも書かずにずっと作業してしまいました(^^;;

実はこの後の作業も結構進んでいますので、余力が出たらその様子も記録していこうと思います。

今回は以上です。ありがとうございました。